□□□□ タイトル □□□□
わが名はオズヌ (小学館文庫)
今野 敏
小学館 2003-09
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■■■■ あらすじ ≪ Amazon.co.jpより引用 ≫ ■■■■
“いま平成の巷をゆるがす一七歳の反乱”―伝奇アクション小説の手錬れが放つ
痛快巨篇待望の文庫化成る。荒廃した学園を廃校にしニュータウン建設を諜る
利権政治家とゼネコンの策謀に戦いを挑む一七歳の高校生の一団。
主人公・賀茂晶とその仲間たち。なんと賀茂の全身にみなぎる呪術のパワー。
それは千年の時空を超え、平成の闇を打ち砕くべく甦った修験道の開祖・役小角
(えんのおづぬ)そのものであった。小角が賀茂の身体に転生したものであった。
圧倒的な非道の力で迫る権力の前に一七歳の反乱が一矢を報いることができるのか―
□□□□ 感想 □□□□
図書館で借りた本・・・・・・以前に『 パラレル 』を読んだ時に
是非読もうと思っていた作品で、今回手元にきたので早速読んでみる。。。
役小角(えんのおづぬ)の転生者の高校生・賀茂晶が巨大な悪に挑むって話ですが
恥ずかしながら僕は、役小角(えんのおづぬ)って人物を全く知りません・・・
っが、そんなことは別にどうってこたぁ〜ないと思うので・・・多分・・・
因みに実在の人物らしいですが、相当昔の人でその分どうしても逸話が伝説っぽい・・・
⇒ 『 役小角 - Wikipedia 』
チョット調べて「修験道の開祖」らしいけどもイマイチ「???」な感じやし。。。
個人的にこの著者・今野敏さんファンでもあるので、、、とりあえず読むべし。
−−− 読み出し〜前半 −−−
いきなり、「役小角」として主人公の登場場面から始まる。
しかも、ドラマとかでよく見る大物政治家と土建屋の社長とが
高級料亭で密談してる場所だけにいやでも引き込まれる。
『パラレル』でも語られる口調で「わが名はオズヌ」・・・「名はなんと申す」・・・
くぅ〜〜〜!だめだぁ〜、、、この展開だけでもう既に気に入ってしまった。
ただ前半はどうしても、このオズヌについての説明(仮説や伝承について)が
細かくて長いのでどうしてもその部分を飛ばし気味に読んでしまう。
役小角の人物像を知らん僕なんかからするとあくまで仮説の話としての前提で
非常にわかりやすくて面白いんやけど、肝心のメインの話を忘れそうになる
ぐらいのボリュームのページ数だけにどうしてもはしょってしまうのは仕方ないか・・・
肝心の話は不況の中、大物政治家と建設業者が手を組み荒廃した公立高校を閉鎖し
その跡地に住宅団地建設という公共事業を推し進めようとするのを、
その公立高校に通う役小角率いる主人公達が阻止するべく動き出す。
−−− 読後 −−−
俗に云う悪徳政治家をやっつける話ですが、話は難しくなく充分に楽しめた。
最近賞を獲った「隠蔽捜査」のようなシリアスな展開ではなく、この著者さんの
得意?とするエンタメ寄りな作品です。主人公が「役小角」の転生者だけに
ファンタジーってかエンタメ色が濃いですが、語り部として話を進めるのは事件を
一緒に追う立場になる刑事達ですから現実の世界観はちゃんと保ってます。
悪役の大物で高校の廃校・閉鎖に伴い、跡地に住宅建設を目論みその公共事業で
動く金銭を懐に収めようとする悪徳政治家の真鍋不二人がいかにもの悪人らしい人物で
善悪の構図がはっきりしてるので、話の展開自体は非常にわかり易い!
この著者さん独特のラストの爽やかな後読感もしっかり残ってるので
期待を裏切らない面白さでした。( ´ー`)フゥー...
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