□□□□ タイトル □□□□
解体諸因 (講談社文庫)
西澤 保彦
講談社 1997-12
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■■■■ あらすじ ≪ Amazon.co.jpより引用 ≫ ■■■■
すべての謎は死体から始まった
6つの箱に分けられた男。7つの首が順繰りにすげ替えられた連続殺人。
エレベーターで16秒間に解体されたOL。34個に切り刻まれた主婦。
トリックのかぎりを尽くした9つのバラバラ殺人事件に
ニューヒーロー・匠千暁(たくみちあき)が挑む傑作短編集。
新本格推理に大きな衝撃を与えた西澤ミステリー、待望の文庫化第1弾。
□□□□ 感想 □□□□
図書館で借りた本・・・・・・この著者さんの作品「七回死んだ男」が面白かったので
デビュー作にあたるこの作品も読んでみようと思って、、、読み始めるまでこの本が
短編集と気付かへんかった・・・(;;;´Д`)ゝ汗汗…。゚.。o.゚。
アマゾンの評判とかで調べて面白そうなんで借りたんですけども・・・皆さんは何を基準に
本を選んでらっしゃるんでしょうねぇ〜〜〜〜う━(・n・`≡´・n・)━ん…
僕は、殆どの本(文庫本の場合ですけど)を読むときに巻末にある
「あとがき」&「解説」を最初の方に読む癖があるのですが
(勿論じっくり読んでしまうと本編の内容がわかってしまう場合もあるので、
サラッと目を通す感じやけど・・・)僕はそうすることで作品の世界観のようなものを
頭に入れてから読みたいので、、、この辺は人によってそれぞれと思いますが、、、
そんでもって、この著者さんの代表シリーズが「タック&タカチ」を主人公にした
物らしく、その原点にもあたる作品との前知識を頭に入れて読んで見ます。。。
僕はその「タック&タカチ」シリーズをまだ一冊も読んで無いんですけども・・・
−−− 読み出し〜前半 −−−
いきなり、僕の知らない主人公タックこと匠千暁が登場。
短編なので話は短いですが、話が友人との雑談の中で新聞に載ってる過去の事件に
ついての会話を交わしながらもしかしたらの可能性として、公式の事件の結末とは違う
もう一つの真相の可能性を提示していく展開。俗に云う「安楽椅子探偵」な感じ?
描写を読むとこのタックは私生活は世間離れ(就職浪人の大の酒好き)した
天才肌の探偵の印象。定番な主人公っぽいけど、好きな部類で中々面白い。。。
っと思ったら、次の話ではまた主人公が別の人になる。巻末の解説によると
この複数の登場人物はそれぞれ知り合いであり一つの世界観の中で共存しているらしい。
その辺を考えると、より楽しく想像が広がるので短編なのに一つの作品と云うか
そんな感じがするので面白い。。。(・c_・`(-c_-`(・c_・`(-c_-`)ウンウン
−−− 読後 −−−
いやぁ〜、面白かった。|゚ー゚||。_。||゚-゚||。_。|ウンウン
タイトルにあるように全部の話の軸になるのは「解体=バラバラ」殺人事件で
中には殺人ではなくて不可解な「ぬいぐるみ」の解体の話とかもあって、予想外。
どうしても、殺人があってしかも全部が「解体」されてるだけに「グロさ」の先入観が
頭に残ってしまうけども、他の小説に出てくるような「陰惨」な雰囲気は無い。
多分、この著者さん独特の文章構成がそんな空気を作ってるんやと思うけど・・・
内容的にも短編集って事で、一つ一つの話は個別に進行するんやけども
何と!最後の話で全ての事件が繋がって一つの事件になるって云う、読む側を
唸らせてしまう展開で、ある意味驚いたってかスゲェ〜って思ってしまった。
それも、最後の話の前に「戯曲形式」の話があって何故かこれが短編集やのに
かなり長くて作品の中でも唯一の中篇クラスで読んでる時は「???」と思ってた
んやけど、実は最後の話の小道具として使われるってな伏線になってたのには
更にビックリです。個人的に「戯曲形式」の文章はなんか読みにくいなぁ〜っと
思ってたから余計に「なるほど〜」っと納得してしまった。
つまり、タイトル通りに個別の話の内容だけでなくこの作品自体が一つの「解体作品」
に仕上がってる訳で・・・よう出来てるなぁ〜っと・・・
こんな作品がデビュー作ってのが、やっぱり才能ってのはあるんやねぇ〜っと再確認。
読後は、この作品の登場人物が活躍するシリーズを改めて読んでみたいと思わせる
仕上がりでした。。。って事で、今手元には「彼女が死んだ夜」があったりする訳で。
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