□□□□ タイトル □□□□
千里眼の水晶体
松岡 圭祐
角川書店 2007-01
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■■■■ あらすじ ≪ Amazon.co.jpより引用 ≫ ■■■■
旧日本軍の生物化学兵器が現代を襲う! 千里眼の水晶体に映る真実とは…?
高温でなければ活性化しないはずの旧日本軍の生物化学兵器。折からの気候温暖化に
よって忘れられていたこのウィルスが暴れ出した!
感染した親友を救うために岬美由紀はワクチンを入手すべくF15の操縦桿を握る。
□□□□ 感想 □□□□
図書館で借りた本・・・・・・千里眼新シリーズ、第三弾!
前作で個人的にはチョット、トーンダウンしたかなと感じたので再度期待。
今回は、冒頭で語られるアメリカの退役軍人の回想と今も拭えぬ疑問がラストで重要な
意味を持ってくる。そして今回も美由紀は西へ東へと奔走し、更にはハワイにまで飛ぶ。
今回の敵は旧日本軍が研究していた生物化学兵器の「冠摩ウィルス」。
何者かによってこのウィルスが盗まれ国内で感染者が続出する・・・
このウィルスのワクチンの精製方法を求めて美由紀が奔走する。感染し発症した患者の
中に友人も含まれている為に、何度も挫けそうになりながらも最後まで諦めない姿が
いつもの岬美由紀で安心します。
そしてこの事件に関与している「西之原夕子」が物語りに更なる風味を加えてる。
ラストで生存が確認され、更に彼女の前にジェニファーレインが現れるだけに
今後の再登場と新たな敵(ライバル)として美由紀の前に立ちはだかる可能性が大と
思うので楽しみです。
この作品では、あくまでも犯人の1人でラストで自身の人格障害について美由紀に
助けを求める不安定な所を見せるも、彼女の犯罪の方法や美由紀との会話に随所に
類稀な才能の片鱗を覗かせてるので新たな展開が期待できます。
今作のタイトルでもある「水晶体」についても夕子が美由紀に投げかける会話の中の
一つである事からも彼女が洗練されれば美由紀の脅威になる可能性を感じさせる。
その彼女に手を貸すのがメフィストなんですから、こりゃ大変!
勿論、ウィルスと言う大きな事件が軸ですがその他にも、もっと身近な個人の悩みも
描かれてる。現代人には多そうな「不潔潔癖症」という症状に悩む人達の事もその一つで
それぞれの事件が絡み合って美由紀を突き動かす。個人の問題から国家の極秘事項扱
いになるような大きな問題を一つの物語として描く事を無理なく表現してると思う。
当然の様に今作でも「勧善懲悪」の読みやすさは健在なので、一気読み確実!
個人的には前作「ファントムクォーター」より面白かったです。( ´ー`)フゥー...
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