□□□□ タイトル □□□□
テロリストのパラソル (講談社文庫)
藤原 伊織
講談社 1998-07
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■■■■ あらすじ ≪ Amazon.co.jpより引用 ≫ ■■■■
アル中バーテンダーの島村は、過去を隠し20年以上もひっそりと暮らしてきたが、
新宿中央公園の爆弾テロに遭遇してから生活が急転する。ヤクザの浅井、爆発で
死んだ昔の恋人の娘・塔子らが次々と店を訪れた。知らぬ間に巻き込まれ犯人を
捜すことになった男が見た事実とは……。史上初の乱歩賞&直木賞W受賞作。
□□□□ 感想 □□□□
図書館で借りた本・・・・・・今年の5月に亡くなった、著者:藤原 伊織さんの
最高傑作ですが今回初めて読みました。以前から知り合いに面白いと聞いてたんですが
なかなか読む機会がなかったんですが、もっと早く読めばよかった・・・って感じです。
読み出し〜途中:前半−−−
主人公はアル中のバーテンダー島村。日課として過ごしている公園内で爆弾事件が起き
事件に巻き込まれるが、足早に逃げるようにその場を立ち去る。
彼は過去に爆弾事件の容疑者として手配され、それ以来二十二年間もの間、名前を捨て
世間から隠れ常に日陰の身として生きてきた。そんな中、この爆弾事件を機に島村の
周りの状況も一変する。事件の後、彼の元にかつての友人で共に生活を送っていた事も
ある女性の娘と名乗る人物が現れ、更に地元のやくざまで彼の元を訪れる。
そんな状況の中、彼は本名の菊池として今回の爆弾事件の容疑者として公表され
再び警察から追われる事に−−−
後半〜読破!−−−
事件の被害者の中に、かつて共に生活をしていた女性や、彼が逃亡生活を送るきっかけ
を作った友人の名前まである事を知り、島村は自らの過去に繋がるこの不可解な状況に
困惑しながらも、事件の真相に迫る為自ら動き出す。
そこには島村の人生にも深く関わる、闇が広がっていた−−−
読後−−−
重厚な作りのハードボイルド作品です。主人公を含め登場人物がとにかく重い空気感を
漂わせてます。ストーリー全体に暗く哀しい描写が多いですが、それでも一気に読ませる
人物描写と物語の展開で個人的には非常に面白かった。僕は全共闘の世代ではないので
当時の考え方とか思想のようなものはわかりませんが、それを抜きにしても充分に
読ませる1冊だと思う。10年以上前の作品ですが、イイ本ってのは時代が流れても
色褪せないんだと実感しました。
どうでもいい事やけど、島村の作るホットドックが無性に食べたくなった。。。
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