□□□□ タイトル □□□□
僕たちの戦争 (双葉文庫)
荻原 浩
双葉社 2006-08
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おすすめ平均
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■■■■ あらすじ ≪ Amazon.co.jpより引用 ≫ ■■■■
“根拠なしポジティブ”の現代のフリーターと、昭和19年の「海の若鷲」に
あこがれる軍国青年が時空を超えて入れかわった!
それぞれの境遇に順応しつつも、ふたりはなんとか元の時代に戻ろうとするが…
おもしろくてやがて切ない、愛と青春の戦争小説。
□□□□ 感想 □□□□
図書館で借りた本・・・・・・
この人の作品を読むのはこれが2冊目。前に読んだ「噂」より個人的には
コッチの方が好きかな。「噂」とはジャンルが全然違うから比べるのもどうかと
思うけど、そう考えると全く違う感じの話やのにウマいと思った。
勿論、今井雅之の「THE WINDS OF GOD」と殆ど同じ設定ってのは否めませんが
あくまでも戦争について訴える手段・方法の一つとしては充分に成立してる作品
と思います。
あと一年で終戦を迎える戦時中と何不自由ない現代でごく普通に生活をしている
19歳の青年2人がタイムスリップしてお互いの時代に入れ替わってしまう。
二人称で語られる物語の展開で、過去と現代で生きる2人を通して語られる
「戦争や死」が如何に理不尽なものであるかを描いている。ただ戦争モノの話でも
堅苦しく進むのではなく、ユーモアを随所に散りばめて最後まで一気に読ませる。
最初の方は、てっきり別人で中身だけが入れ替わったのかと思ってたら
外見が瓜二つの2人が入れ替わってる事に、何故かチョット意外な感じを受けた。
更には似てるだけではなく、少なからぬ運命に導かれるようにして2人が
共に翻弄されつつも自分の居た場所へ戻ろうとする展開に、前半は面白可笑しく
読み進めるも後半はかなり切ない余韻を残す作品。
戦争時の描写では、教科書やTVでは伝わってこない「そこに生きる人達」を
多分そういう悩みや動揺もあったやろうなぁと思わせる描き方で納得する事も多く
やれ「悲惨な戦争は二度と繰り返さない」って言葉だけではない、活きた感じが
随所に表現されてるので、考えさせられる所も多いと思う。
ラストで海辺に現れる人影が「健太なのか吾一」なのかが気になりますが
あの終わり方が、一番希望を残す形とも思うので自分なりの解釈がイイかと・・・
ドラマにもなってるみたいやけど、観てないのでわかりませんが小説の中にある
瑞々しさや不安を表現するのはかなり難しいと思うので多分観ることはナイかと。
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