■■■■ 感想・・・思った事、感じた事(覚え書き) ■■■■
「たそがれ清兵衛」以降にバンバン量産されてる時代劇映画ですが、出来とは裏腹に注目度はこれまでのより低そうだけに、観終わった感想としては率直にもっと評価されてもイイと思わせるぐらいの重厚かつ丁寧に作られた時代劇映画。
海坂モノの中でも「たそがれ清兵衛」の次ぐらいに好みの作りと雰囲気を持った作品で予想以上に大満足でした。
シリアスで静かな空気感の中、所々で役者が魅せる落ち着いた動きが妙に心地良くて個人的にどっぷり入ってしまう感じでたまりません。
歩く時の擦れる音とか、着物の擦れる音とかが更に静けさを出してます。トヨエツの主人公含め、登場人物が多くを語らないのも日本人ならなんとなく理解できてしまう独特の間があってテレビでは出せない映画らしい感じで好みだ。
話もよくある日常から事件へ流れるのではなく、最初に事件ありきで死罪覚悟の主人公が何故か軽い罪で済んでしまいその謎が隠し剣(必死剣鳥刺し)に繋がるので、最後までダレる事なく一気に観れる。
よくある感じなら吉川晃司との対決でラストになりそうな雰囲気やけど、この作品はその後の斬られても斬られても起き上がる不死身のトヨエツが待ってます。
この殺陣が「隠し剣」ではなく「必死剣」を物語る壮絶で無様な必死さ。そして、最後に生きるつもりやったであろう主人公の無念に必死剣を使い一矢報いるラストもスッキリしてて良かった。
それと回想シーンが頻繁に入るんやけど、編集が上手いのか全然違和感がなくてホンマよく出来てると感心する。ただ、今までの「海坂モノ&隠し剣シリーズ」と同様に恋愛シーンがあるんやけど、この作品はシリアスムードが漂ってるのでもうチョット控えめでも良かったかなとは思う。
その分を吉川晃司の別家とバカ殿の本家の内情に使ってたらもっと入れたかも、、、後は出てきただけで「ハイハイ、黒幕黒幕・・・」と丸分かりの岸部一徳の配役だけはどうなんかと、、、
最近の本格的な時代劇映画を観たい人には結構オススメじゃないかと。それにしても、トヨエツってこんなに時代劇の似合う役者やったっけか?-y( ´Д`)。oO○
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