□□□□ タイトル □□□□
小説こちら葛飾区亀有公園前派出所
原作:秋本 治
大沢 在昌/著 石田 衣良/著
今野 敏/著 柴田 よしき/著
京極 夏彦/著 逢坂 剛/著
東野 圭吾/著
集英社 2007-05-24
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■■■■ あらすじ ≪ Amazon.co.jpより引用 ≫ ■■■■
今や国民的な漫画となって久しい「こち亀」と、日本推理作家協会を代表する7人の作家の小説世界が融合。前代未聞、空前絶後のコラボレーション短編を7本収録。
□□□□ 感想 □□□□
図書館で借りた本・・・・・・かなり斬新で面白い可能性を感じさせる夢のコラボ作品!
漫画は読んで無くても、ほとんどの人が知ってる『こち亀』を7人の有名作家さんが、大胆にそしてユーモラスに描いてます。こうして読むとあくまで漫画の主人公やから架空の人物なのはわかっててもなんか実際に居てそうに感じてしまうから不思議・・・
ちなみにお気に入りなお話は・・・
◎ キング・タイガー(今野敏):
最後にしか両さんは出てこないけどそこがまたイイ!原作のディープな世界と作者さんの
嗜好が見事にマッチしてて最高です!最後の暖かな後読感もこれまたイイ!
○ ぬらりひょんの褌(京極夏彦):
主役を大原部長にして作者さんお得意の妖怪モノを軸に昔から部長と両さんには
繋がりがあったって設定が面白い!古本屋の老人は当然あの人かと…
◎ 目指せ乱歩賞!(東野圭吾):
漫画さながらの両さんのハチャメチャ具合が原作に近くて面白かった!しかも題材が
乱歩賞作家になって金儲けという、これまたらしい安直な展開。この軽さが妙味!
っと、小説家と有名漫画でこんなにも面白い展開が読めるなんて、、、
是非、小説好きだけでなく漫画好きの人にも読んで欲しい作品でした。。。
この手の作品はもっとあってもイイぐらいかも・・・−y( ´Д`)。oO○
□□□□ タイトル □□□□
任侠学園
今野 敏
実業之日本社 2007-09-19
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おすすめ平均
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■■■■ あらすじ ≪ Amazon.co.jpより引用 ≫ ■■■■
日村誠司が代貸を務める阿岐本組は総勢六人というちっぽけ極まりない所帯だが、
堅気に迷惑をかけず、任侠と人情を重んじる正統派ヤクザである。
組長の阿岐本雄蔵は、兄弟分の組長から、経営難に陥った私立高校の再建を
引き受けることになった。文化的な事業に首を突っ込みたがるオヤジの悪癖を
嘆きながらも、日村たちは学校へ乗り込む。そこで彼らが接したのは、割れたまま
放置された窓ガラス、平気で煙草を吸う生徒、無気力な教師たちであった。
百戦錬磨のヤクザをあぜんとさせるほど荒廃した学園を、日村たちは立て直すことが
できるのか。生徒を舎弟と思い、厳しくも温かく体を張る男たちの異色極道小説。
□□□□ 感想 □□□□
図書館で借りた本・・・・・・好きな今野敏さんの作品。
この作品は単発ではなく、シリーズの2作目にあたる作品。
勿論、この本から読んでも充分面白いですが、、、前作と通して読むと更に面白さUP!
実は前作の『とせい』が個人的に好きな作品やったから「続編ないかなぁ〜」っと
思ってたけど結構前に出版された作品で、その後続編の出る気配がなかったので
てっきり単発物になるんやろうと思ってただけに余計に嬉しい。
そして、この『任侠学園』で晴れてシリーズ物として登場!
前作は出版社で、なんと今回はタイトルそのままの荒れ果てた「高校」を建て直すお話。
ラストも、この著者さん独特の爽やかな「後読感」でホンマに最高です!!!
(ほかのシリーズにも共通してるコトなので安心して読めます)
今回も組長の気まぐれから、高校の理事になることになった代貸:日村の目線で
物語は進むんでいくのですが、個人的には他の組員の出番ももっと増やしてくれると
更に楽しめたやろなぁ〜っと思った。
□□□□ タイトル □□□□
わが名はオズヌ (小学館文庫)
今野 敏
小学館 2003-09
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■■■■ あらすじ ≪ Amazon.co.jpより引用 ≫ ■■■■
“いま平成の巷をゆるがす一七歳の反乱”―伝奇アクション小説の手錬れが放つ
痛快巨篇待望の文庫化成る。荒廃した学園を廃校にしニュータウン建設を諜る
利権政治家とゼネコンの策謀に戦いを挑む一七歳の高校生の一団。
主人公・賀茂晶とその仲間たち。なんと賀茂の全身にみなぎる呪術のパワー。
それは千年の時空を超え、平成の闇を打ち砕くべく甦った修験道の開祖・役小角
(えんのおづぬ)そのものであった。小角が賀茂の身体に転生したものであった。
圧倒的な非道の力で迫る権力の前に一七歳の反乱が一矢を報いることができるのか―
□□□□ 感想 □□□□
図書館で借りた本・・・・・・以前に『 パラレル 』を読んだ時に
是非読もうと思っていた作品で、今回手元にきたので早速読んでみる。。。
役小角(えんのおづぬ)の転生者の高校生・賀茂晶が巨大な悪に挑むって話ですが
恥ずかしながら僕は、役小角(えんのおづぬ)って人物を全く知りません・・・
っが、そんなことは別にどうってこたぁ〜ないと思うので・・・多分・・・
因みに実在の人物らしいですが、相当昔の人でその分どうしても逸話が伝説っぽい・・・
⇒ 『 役小角 - Wikipedia 』
チョット調べて「修験道の開祖」らしいけどもイマイチ「???」な感じやし。。。
個人的にこの著者・今野敏さんファンでもあるので、、、とりあえず読むべし。
−−− 読み出し〜前半 −−−
いきなり、「役小角」として主人公の登場場面から始まる。
しかも、ドラマとかでよく見る大物政治家と土建屋の社長とが
高級料亭で密談してる場所だけにいやでも引き込まれる。
『パラレル』でも語られる口調で「わが名はオズヌ」・・・「名はなんと申す」・・・
くぅ〜〜〜!だめだぁ〜、、、この展開だけでもう既に気に入ってしまった。
ただ前半はどうしても、このオズヌについての説明(仮説や伝承について)が
細かくて長いのでどうしてもその部分を飛ばし気味に読んでしまう。
役小角の人物像を知らん僕なんかからするとあくまで仮説の話としての前提で
非常にわかりやすくて面白いんやけど、肝心のメインの話を忘れそうになる
ぐらいのボリュームのページ数だけにどうしてもはしょってしまうのは仕方ないか・・・
肝心の話は不況の中、大物政治家と建設業者が手を組み荒廃した公立高校を閉鎖し
その跡地に住宅団地建設という公共事業を推し進めようとするのを、
その公立高校に通う役小角率いる主人公達が阻止するべく動き出す。
−−− 読後 −−−
俗に云う悪徳政治家をやっつける話ですが、話は難しくなく充分に楽しめた。
最近賞を獲った「隠蔽捜査」のようなシリアスな展開ではなく、この著者さんの
得意?とするエンタメ寄りな作品です。主人公が「役小角」の転生者だけに
ファンタジーってかエンタメ色が濃いですが、語り部として話を進めるのは事件を
一緒に追う立場になる刑事達ですから現実の世界観はちゃんと保ってます。
悪役の大物で高校の廃校・閉鎖に伴い、跡地に住宅建設を目論みその公共事業で
動く金銭を懐に収めようとする悪徳政治家の真鍋不二人がいかにもの悪人らしい人物で
善悪の構図がはっきりしてるので、話の展開自体は非常にわかり易い!
この著者さん独特のラストの爽やかな後読感もしっかり残ってるので
期待を裏切らない面白さでした。( ´ー`)フゥー...
□□□□ タイトル □□□□
果断―隠蔽捜査2
今野 敏
新潮社 2007-04
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■■■■ あらすじ ≪ 図書館データベースより引用 ≫ ■■■■
警察庁から大森警察署署長に左遷されたキャリアの竜崎伸也。
その管内で強盗犯の立てこもり事件が発生。混乱する現場で対立する
捜査一課特殊班とSAT。現場で指揮する竜崎の決断は・・・「隠蔽捜査」シリーズ第2作。
□□□□ 感想 □□□□
図書館で借りた本・・・・・・吉川英治新人賞を受賞した「隠蔽捜査」の第二弾。
前作のラストで息子の不祥事の責任を取り、左遷された大森警察署で起こる事件の話。
場所と役職が変わっても竜崎のスタンスは変わらない。理屈を通す信念のまま
署長として仕事に励む彼を、署内の人間が好奇な目で見る描写などは前作で
描かれたこの作品独特の面白さを再確認できる。
−−− 読み出し〜前半 −−−
降格人事で大森警察署署長に就いた竜崎だが、彼の仕事に対する考え方や行動は
左遷された先でも変わらない。地元の学校の集まりに出席した時でも同席した
学校関係者やPTAの列席者達に持論を語り、列席者達を圧倒してしまう。
そんな『理屈と建前を信念に正しい事を正しいと言う』彼の言動は従来の所轄の
署長職の人間とはかけ離れているが相変わらず彼はそんな事を気にもかけない。
そんな中、大森警察署管轄内で強盗事件が発生。三人組の犯人の内二人は管轄内の
配備を潜り抜け通過するが運良く逮捕される。事件発生中に起こっていた別の喧嘩騒ぎ
の後処理が気になった竜崎はその後どうなったか調べさせる。
状況報告が入ってくる中、その喧嘩騒ぎのあった店から発砲があったと連絡を受ける。
不穏な空気を察知した竜崎は自ら現場で指揮を執るが・・・
−−− 読後 −−−
いやぁ〜面白かった!前作の警察内部の事件の隠蔽工作の展開も面白かったけど
今回の現場で起きた事件の対応を巡っての問題を最後まで緊張感を切らせずに最後まで
展開させるのは、やっぱり流石と思わせる。他の人が描くと重くなりそうなテーマを
この人が描くと、独特の軽妙でサラッと読ませる文章構成で一気に読んでしまう。
事件の対応を糾弾するマスコミやその報道が与える国民の反応を巡って、警察内部で
右往左往する対応の不味さや矛盾を面白く描いています。
竜崎や伊丹の窮地を結果的に救う事になるのが、前作で所轄の一刑事として登場してた
戸高で事件の真相を突き止めるキッカケを与える事になるんやけど、前作と同様に
今回も最初の方は「ダメな刑事の典型」のように描かれてるんですが、物語が進む内に
実は優秀な刑事である事が無理なく自然に描かれてます。脇キャラにも個性を持たせる
のもこのウマいと思った。斜に構えたやな感じですけどね。。。
また私生活の問題も前作と同様に同じ時間軸で描かれていて、イイ感じです。
今回は妻が入院し、妻の身を案じながらも職務を全うする主人公の姿を描きながら、
自らの信念に揺らぎを感じている時に息子が将来について相談のために竜崎に
観て欲しいと勧める映画が「ナウシカ」ってのがこの作者さんのマニア気質を
出してて更に面白い!!!真面目で堅物の竜崎が「ナウシカ」を観て感動し自らの
信念を再確認する辺りは思わず笑ってしまう。
前作でと同様に竜崎の目線で展開するんやけど、所轄に移動になってからも
周りの人間が自分をどう思ってるのかに対して鈍感というか何と言うか・・・
真面目すぎて気付くのが遅すぎる辺りがまた、この竜崎の魅力を際立たせてます。
そしてラスト1ページで交わされる、夫婦の会話がなんとも暖かい気持ちにさせます。
出来すぎた奥さんで柔らかな愛情を少ない言葉だけで表現してると思いました。
個人的には読むんなら、やっぱり一作目を読んでから読むのがイイかと思います。
(●゚Д゚)●゚∀゚)●゚Д゚)●゚∀゚)ウンウン♪
□□□□ タイトル □□□□
パラレル (中公文庫)
今野 敏
中央公論新社 2006-05
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■■■■ あらすじ ≪ Amazon.co.jpより引用 ≫ ■■■■
横浜、池袋、下高井戸―。非行少年が次々に殺された。いずれの犯行も瞬時に行われ、
被害者は三人組でかつ外傷は全く見られないという共通点が。一体誰が何のために?
おなじみ碓氷部長刑事も広域捜査の本部にかり出されて…。
警察、伝奇、武道、アクション…。今野敏がこれまで書き続けたジャンルを融合した、
珠玉のエンターテインメント。堂々のサスペンス巨篇。
□□□□ 感想 □□□□
図書館で借りた本・・・・・・今野敏フリークにはたまらん1冊かと。。。
今野敏作品に登場する各シリーズの主役が競演する豪華な作品。
少年3人が何者かに殺害される事件が発生。やがて同じような手口の犯罪が起こり
警察は連続殺人事件として捜査を開始する・・・
この事件の捜査に参加しているのが、碓氷、赤城、高尾、富井の刑事たちなんですが
碓氷・赤城は整体師で武術の達人である三崎の協力を得て、現実的な面から犯人を
追っていく。一方、高尾・富井はお祓い師の2人とオズヌの転生者と名乗る少年賀茂の
力を借りて亡者や陰の気という世の中の常識とはかけ離れた面から犯人に迫っていく。
この2つの捜査方法の話で展開していくんですが、後半でこの別々の捜査を上手く協力
させて犯人に近づいていく・・・全体的に最後まで飽きることなく引っ張っていく展開が
なんとも面白い!そんでもって、今野敏作品でよく描かれる、未成年の犯罪やそれに
対する大人たちの対応や反応を事件のベースにしてるのも「らしくて」イイ感じ。
−−− 読後 −−−
読み終わってからの感想としては、読んでない主人公のシリーズを読んでから
もう一回読んでみようと思った。それぐらいに各シリーズの主役達が魅力的です。
4つのシリーズが出てくるんですが、僕は碓氷と赤城のシリーズしか読んでませんが
それでも充分に楽しめます。この手の作品にありがちな、メイン以外はゲスト的な
登場ではなく各シリーズの主役がそれぞれに事件の捜査をし、平等に出番と見せ場が
用意されていてストーリーに幅を持たせてます。
この展開と演出がこの人の凄いトコなんでしょう・・・|゚ー゚||。_。||゚-゚||。_。|ウンウン
個人的には、オズヌが面白そうなので是非読んでみたいと思った・・・( ´ー`)フゥー...

